新潟の地滑り止まらず、被害拡大を懸念

新潟・上越市で発生している大規模な地滑りは、13日になっても土砂の動きが止まっていない。土砂は一時間に約60センチのスピードで動いていて、被害の拡大が懸念されている。
7日に上越市板倉区国川で確認された地滑りは土砂の動きが止まらず、12日夕方までに民家や作業所など計11棟が損壊する被害が出ている。21世帯80人に避難勧告が出されていて、16世帯52人が避難している。
対策本部によると、13日朝までの12時間に新たに7.6メートル土砂が動いた。対策本部は被害拡大を防ぐため、土のうを積む作業を続けている他、地滑りを抑制する水抜き作業を本格化させている。
また、今後の対策などを検討するため、地滑りに詳しい大学教授らが13日、現地の状況を視察している。