原発2・3号機の映像公開“茶色の汚染水”
14日、福島第一原発の2号機と3号機の原子炉建屋の地下に作業員が入り、放射線量などの調査を行った際の映像が公開された。
映像には、作業員が懐中電灯の明かりを頼りに2号機の原子炉建屋の地下へと階段を降りていく様子が映されている。踊り場の床下約60センチのところに、茶色く濁った汚染水の水面が確認できる。
また、事故後初めて格納容器の下の部分の圧力抑制室がある部屋の扉を開けたところ、中は湿度が高く、放射線量は一時間あたり最大160ミリシーベルトと非常に高いことが確認された。
一方、3号機は爆発の影響で扉が変形し、開けることができなかった。
「東京電力」は今後、ロボットを使って圧力抑制室付近を詳細に調査する方針。