千葉県警が旅行の事実認める、幹部も認識

去年12月に長崎・西海市で起きたストーカー殺人事件で、千葉県警習志野署の担当者らが被害届の受理を遅らせた直後に慰安旅行に行っていたことについて、千葉県警は22日午後10時半過ぎ、取材に応じた。
千葉県警は「1週間待ってくれ」と伝えた習志野署の捜査担当者ら12人が旅行に行った事実を認めた上で、「旅行が検証結果の信頼性を損ない、疑問の目を向けられることになったことは非常に残念」と述べている。
また、検証作業の担当者らが事件直後の去年12月18日に旅行の事実を把握し、検証結果を公表した今月上旬には一部の県警幹部も事実を認識していたことを明らかにした。その上で、検証で触れなかったことについては「今後、詳しく経緯を調査し、早急に結果をまとめたい」と話している。
さらに、遺族に対しては23日に電話で事情を説明し、改めて調査の結果を明らかにする意向を伝えたという。