福島第一1号機温度計、01年から配線ミス
福島第一原発1号機で、原子炉圧力容器の底にある温度計の一つが、01年から配線ミスのため別の温度計のデータが記録されていたことがわかった。
「東京電力」によると、この温度計は01年の定期点検で故障と判断され、記録計へつながる配線が外されていたが、22日、別の温度計の配線が接続されているのが見つかった。このため、実際には計測されていない位置の温度計に、別の温度計と同じデータが記録されていたという。
東京電力は、この温度を保安規定の変更に伴い、今年1月から経産省の原子力安全・保安院に報告していた。
東京電力は、この温度計を監視対象から外し、なぜこのような配線になったまま見過ごされてきたのか詳しい経緯を調べている。