愛知知事、震災がれき処理施設の建設を発表

愛知・大村秀章県知事は24日、名古屋港にある人工島に、東日本大震災で発生したがれきの焼却施設や最終処分場を造ることを表明した。受け入れ可能ながれきは約50万トンになる。
大村知事は、知多市にある名古屋港の56ヘクタールの人工島に、震災がれきの仮置き場や焼却施設、最終処分場の建設を検討していることを明らかにした。受け入れには国よりも厳しい県独自の基準を設定して、環境を監視していく方針で、約50万トンのがれきが受け入れ可能だという。
大村知事は「日本一の産業県である愛知だからこそ、我々の持っている資源・手段を最大限に生かし、今こそ東北の復興に役立たせていきたい」と話した。
知多市・加藤功市長は、処分場などの建設について「サポートさせていただきたい」と大村知事に話したということで、愛知県は地元住民の理解を得ながら、設計など具体化させていきたいとしている。