柏崎刈羽原発、新潟知事「再稼働の話ない」
「東京電力」の柏崎刈羽原発(新潟県)6号機が26日未明、原子炉を停止し、定期検査に入った。柏崎刈羽原発は7つの原子炉が全て停止し、再稼働の見通しは立っていない。新潟・泉田県知事は26日午前の会見で、「再稼働の話は、手続きも含めてする段階にない」と述べている。
柏崎刈羽原発6号機は25日午後11時59分、発電量を示すモニターの数値が「ゼロ」になった。26日午前1時46分に制御棒の挿入が完了して原子炉が完全に停止し、夕方には原子炉が安定的に冷やされる「冷温停止」になる見通し。
今回の定期点検では、国が再稼働の判断材料とするストレステストの1次評価が並行して実施されるが、再稼働の見通しは立っていない。
泉田知事「県としては、停止しているからということで気を抜くのではなくて、『生きている原発』としてしっかりと管理をしてほしいと。再稼働の話は、手続きも含めてする段階にない」
柏崎刈羽原発の原子炉が全て停止するのは、07年の新潟中越沖地震で被災して以来となる。