宮古市などで震度5弱観測 原発に異常なし

27日午後8時頃、岩手県沖を震源とする地震があり、最大震度5弱を観測した。震度5弱を観測したのは、岩手県の宮古市や野田村、山田町などで、震源の深さは10キロ、マグニチュードは6.4と推定されている。気象庁によると、この地震で若干の海面変動が予想されるが、被害の心配はないという。
この地震の影響で、三陸鉄道の北リアス線は27日午後8時半現在、運転を見合わせている。また、東北自動車道は、八戸道の軽米IC~一戸ICで上下線とも通行止めとなっている。
また、宮城県の女川原発と青森県の東通原発の原子炉などに異常はないという。
今回の地震については、震度5弱を観測した地震のわずか2分後にも宮城・栗原市などで震度4の揺れを観測する地震が起きていて、2つの地震の震源はほぼ同じ。いずれも東日本大震災の余震とみられ、ほぼ同じ震源で2回の地震が立て続けに起きたことになる。
一方で、先日14日に三陸の沖合で発生し、津波を観測した地震とは関連がないとみられる。