2号機格納容器で毎時約73シーベルト

27日、福島第一原発2号機の格納容器内部の映像が公開された。内部の空間放射線量は、一時間あたり72.9シーベルト(同7万2900ミリシーベルト)と、これまで福島第一原発内で確認された中で最も高い値が測定された。
公開された映像は、内視鏡を挿入して、格納容器に約60センチたまっている水の中を撮影したもの。格納容器内側の塗装がはがれかけていることがわかる他、サビなどとみられる細かい堆積物が舞い上がる様子が映っている。
2号機では、溶け落ちた燃料が一部、格納容器の底にも落ちているとみられ、「東京電力」は、廃炉作業に向けて、高い放射線量に耐えられる機器の開発を急いでいる。