JAXA 色で放射性物質わかるカメラ開発

放射性物質の分布を一目瞭然に映し出すカメラを、JAXA(=宇宙航空研究開発機構)が開発した。
2月に福島・飯舘村で実験用に撮影された画像では、放射性物質の分布と量が色分けして映像化されており、建物の脇の側溝付近に放射性物質が存在することがわかる。
このカメラにより、除染が必要な場所が一目で把握できる他、高い場所など人が測定器を持っていけないようなところでも放射性物質の存在がわかる。
カメラは、JAXAが宇宙空間の放射性物質の分析技術を応用して開発したもので、まだ実験段階だが、JAXAは「実験用のカメラも福島県内で使ってもらいたい」と話している。