飯舘村住民が東電提訴 慰謝料2億円超請求

福島第一原発事故をめぐり、福島・飯舘村から避難している村民14人が30日、「東京電力」を相手取り、慰謝料計約2億6000万円の支払いを求める裁判を東京地裁に起こした。
訴状などによると、村民は事故直後から被ばくして深刻な精神的損害を受けたにもかかわらず、政府の賠償基準で精神的損害が考慮されていないのは不当だとして、政府の基準を超える、一人あたり月30万円の慰謝料を求めている。
また、村に住むことができなくなり、生活設計そのものが破壊されたとして、世帯主やその妻らに1000万円の慰謝料などを求め、14人で計約2億6000万円の支払いを東京電力に求めた。