低音の迫力も“イクメン”が絵本読み聞かせ
育児を楽しむ父親「イクメン」が子供たちに絵本を読み聞かせる活動が、福岡県で行われている。
福岡市の百貨店「博多阪急」では、イクメンが月2回、絵本の読み聞かせを行っている。主催するのは、「笑っている父親」を増やそうと活動する、子育て中の父親17人の集まり「ファザーリングジャパン九州」だ。
代表を務める宮原礼智さんは3人の子供の父親。低い声のトーンと迫力ある読み方で、子供たちを引きつける。
宮原さんは「お母さんが読んであげると優しいイメージになるが、怖い話は『こらーっ』って言うと子供たちが怖がる。お父さんが読んであげる方が楽しいかなと。絵本を一冊読むのに5分くらい。(絵本は)手軽にコミュニケーションができる一番いいツール。一瞬で子供が世界に入れる魔法だと思う」と話している。