東電、宮城・丸森町に賠償提案 福島外で初

「東京電力」は5日、福島第一原発事故の精神的損害の賠償として、福島県外では初めて、宮城・丸森町の子供と妊婦に一律20万円を支払う考えを示した。
これは5日、丸森町・保科郷雄町長が東京電力本店で説明を受けたもの。それによると、賠償金の対象は、事故が発生した去年3月11日当時、丸森町に住んでいた妊婦と18歳以下の子供計約2200人で、一律20万円を支払う案が示されたという。
福島県に隣接する丸森町は、宮城県内では比較的放射線量が高く、住民から被ばくへの不安の声が上がっている。保科町長はNNNの取材に対し、「来週中にも、この提案を受けるかどうか東京電力に回答をする」と話している。