東大入学式 総長「国際的に通じる能力を」
東京大学の入学式が12日、東京・千代田区の日本武道館で行われ、約3000人の新入生が出席した。秋入学の導入など国際化を打ち出している浜田純一総長は、新入生に国際的に通用する能力を身につけることを求めた。
浜田総長「より大きな貢献が、社会に、日本のみならず世界に対してできるようにという思いで国境なき東大生であってほしい」
また、東日本大震災の復興支援にも参加するよう呼びかけた。
来賓として挨拶したノーベル化学賞受賞者・根岸英一さんは「40歳代までに好きな分野を見つけ、世界最高レベルの人から指導を受けることが重要だ」と述べた上で、「将来は自分が得る収入よりも多く社会に貢献する人物になってほしい」と激励した。