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2012年4月18日 20:22

尖閣諸島所有者の弟「領土の維持が目的」

尖閣諸島所有者の弟「領土の維持が目的」
(c)NNN

 東京・石原都知事が「沖縄・尖閣諸島を買い取る手続きを進める」と発言したことを受け、島の所有者の弟がNNNのインタビューに応じ、「日本の領土として維持するのが目的だ」と話した。

 尖閣諸島の魚釣島など3島の所有者の弟である栗原弘行さん(65)「当然、石原知事は国土とか国益を非常に重要視する意識が高い。そういう中で、元々兄の考えは売却を一切考えてきてないから、もし売却するなら国や自治体という意識しかなかった。(売買への)方向性だけは一致しているということです。自治体でも国でも同じ。あそこを日本の領土として維持できればいいわけですから」

 栗原さんによると、所有者と石原知事が直接会って所有権の売買について話し始めたのは去年だった。互いが高齢になったことから今後の島の管理に不安を感じ、話を進める中で都が買い取る方向で一致したという。

 栗原さん「あと10年たった時、石原知事が90歳、兄は80歳で、物理的に次にどうするかは、たぶんここで表現しておかないと難しい状態になると思いますよ」

 石原知事の発言を受け、野田首相は18日、「所有者の方とは、これまでコミュニケーションを取ってきた。あらゆる検討をしていきたい」と述べ、今後、国有化も含めて検討する考えを示した。栗原さんは「今後、都と国を交えた3者の会合が開かれるだろう」と話している。

 また、栗原さんは「(Q本当なら石原知事より国に買ってほしい?)それは兄にしたらどっちでも同じ、自治体でも国でも同じ。あそこを日本の領土として維持ができる形が取れればいいんです。政府もそういう方向のことを検討すると官房長官が言っているが、石原知事がそういうコメントを出さないと、こっちは独自でやるという話が浮上してこないわけですね」とも話している。

 一方で、北九州市・北橋健治市長は「議会が全く知らないことを外国の地で、しかも日本全体に関わる問題について発言されたことは、私の発想ではいかがなものかと思う」と述べている。