電子レンジ事故多発 誤使用に注意

電子レンジの誤った使い方などによる事故が相次いでいるとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼びかけた。
NITEによると、電子レンジが関係する事故は、06年度からの5年間で706件報告され、このうち重傷事故は16件起きている。事故原因の多くは、電子レンジ内に汚れが付いたまま使用したり、食材を加熱しすぎて発火したりするケースなど、不注意や誤った使用方法によるものだという。
NITEが事故を再現した映像では、ニンジンを電子レンジで加熱しすぎたために発火する様子や、加熱しすぎた水が突然、爆発的に沸騰する「突沸」現象が確認できる。
NITEは、電子レンジ内はこまめに掃除し、食品や飲み物は加熱しすぎないよう注意を呼びかけている。