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放鳥トキに初のひな 国内自然界36年ぶり

2012年4月23日 1:13
放鳥トキに初のひな 国内自然界36年ぶり

 新潟・佐渡市で放鳥されたトキのペアから、初めてひなが誕生したことが確認された。放鳥したトキのペアからひなが生まれたのは初めてで、自然界でトキのひなが生まれたのは国内では36年ぶり。

 環境省によると、ふ化が確認されたのは、3歳のオスと2歳のメスのペアが先月17日に産んだとみられる卵。22日朝に撮影した映像を分析していた環境省の職員が同日夕方、ふ化を確認した。ひなが生まれたのはいずれも去年3月に放鳥されたペアで、先月16日に巣を作っているのが確認されていた。

 佐渡ではこの他、放鳥された9組のペアが巣の中で卵を温める行動を続けている。