直接見ないで…眼科学会が金環日食で注意

　来月２１日に、地球と月、太陽が一直線に並び、太陽がリングのように輝く金環日食が９３２年ぶりに日本の広い範囲で観察できると期待されていることについて、日本眼科学会などは２６日、直接、金環日食を見ることの危険性を訴えた。

　直接見ると、網膜が損傷し、視野の中に黒い円が見えたりする「日食網膜症」になるリスクがあるという。サングラスや下敷き、すすガラスなどを使って観察するのも危険だということで、日食観察用の眼鏡を掛けて見たり、木漏れ日などで間接的に見たりするよう呼びかけている。