大飯原発（福井・おおい町）の再稼働をめぐり、地元のおおい町で２６日夜、住民説明会が開かれ、住民からは、安全性への懸念や消費地の理解を求める声が相次いだ。

　説明会には町民約５５０人が参加し、経産省・柳沢副大臣らから大飯原発の再稼働に対する「安全性」と「必要性」について説明を受けた。

　町民からは、安全性を懸念する声の他、「特に消費地・京阪神について、国が責任をもって説明してほしい」などと、電力消費地の理解を求める意見もあった。

　おおい町・時岡忍町長は「様々な意見が聞けて、目的は達成できた」として、今後、町議会の意見も踏まえて、町として再稼働の是非を判断する方針。