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同じ時間帯に少なくとも3つの竜巻が発生か

2012年5月9日 2:49
同じ時間帯に少なくとも3つの竜巻が発生か

 6日に関東北部で発生した竜巻や突風による被害で、気象庁は8日、栃木県などで被害をもたらした突風についても竜巻だったと発表した。同じ時間帯に少なくとも3つの竜巻が発生していた可能性が高いという。

 気象庁が行った現地調査で、新たに竜巻と判断されたのは、栃木・益子町や茨城・筑西市などで発生した突風。このうち、益子町の竜巻は、栃木県の真岡市から益子町、茂木町を通って、茨城・常陸大宮市までの約25キロにわたって被害の痕跡が帯状に広がり、竜巻の強さは「F2」(6段階のうち上から4番目)から「F1」(6段階のうち上から5番目)と推定されるという。

 また、筑西市から茨城・桜川市にかけても、長さ21キロの被害の痕跡が見つかり、竜巻と判断された。竜巻の強さは「F1」と推定されるという。

 最も被害の大きい茨城・つくば市の竜巻について、気象研究所が被害の痕跡を詳しく調べたところ、7日に発表した「約15キロ」から2キロ延びて「約17キロ」であることも新たにわかった。

 こうしたことから、関東北部では、同じ時間帯に少なくとも3つの竜巻が発生していた可能性が高く、気象庁は詳しい分析を進めている。