出前館が“異物混入”で謝罪…混入経路を調査中 「置き配トラブル」相談増、対策は?
“置き配”として配達した商品に異物が混入していたとして1日、フードデリバリー大手の出前館が謝罪しました。置き配を巡るトラブルは相談も増加しているといいます。
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頼りにしている人も多いのでは。
記者
「配達員の方が多くいます。注文が入るのを待っているのか、立って携帯を見ています」
この日も、街にはフードデリバリーの配達員の姿が。その大手、出前館は4月1日、商品が入ったレジ袋に異物が混入したと発表しました。
出前館によると、問題が起きたのは先月29日。配達員が飲食店で商品を受け取り、対面ではなく“置き配”で客に配達しました。商品を持ち上げた客は袋の中に“異物の存在”を感じ、出前館に連絡。中に入っていたのは5センチほどの生きたネズミだったといいます。レジ袋の口は縛られていたということで、混入した経路は分かっていません。
サービス開始以来、初めてだという今回のトラブル。
出前館は商品の製造段階から置き配を経て客に届くまで、どのタイミングで混入したのか、専門家を交えて調査しているということです。
対策として出前館は、2日午後2時すぎ配達員に…
「商品配達時のお願い 商品の受け取り時、お渡し時の商品確認の徹底。安全な場所を確認して置き配を実施」
注意事項を通知しました。
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利用する人が増えている置き配。
大学生(20代)
「楽というか、家の中にいても置き配しちゃう。(届いた通知が来ても)一旦置いておいて、外出るタイミングとか気が向いたら取りに行く」
利用者の増加にともない“置き配“に関する相談件数も増えています。東京都への相談件数は昨年度2月末までの速報値で430件と過去最多です。
街で見かけた配達員の中には…
記者
「商品を床に置いてから配達バッグに入れています」
商品の食べ物を地面に置いた後、バッグに入れる人もいました。
“置き配トラブル”について街で聞いてみると。
パート(40代)
「(段ボールの)角が潰れていたり開いていたこともある。中身がのぞかれたような形跡があったので、ちょっと気持ち悪かった」
60代
「届いたってメール来て『うちに届いてない』と思って、隣の家に置いてあることは1回ありました」