富山県、岩手で震災がれきのサンプル採取

富山県での「震災がれき」の受け入れに向けて、富山・岩手両県の関係者が15日、岩手・山田町を訪れ、がれきの放射性物質濃度を測定するためのサンプルを採取した。
山田町にあるがれきの破砕・選別施設に15日、富山・岩手両県や、ゴミ処理施設がある富山・立山町の担当者が訪れ、チップ化された木くずのサンプルを5か所で採取した。岩手県が広域での処理を求めているがれきからは、これまで、高い濃度の放射性物質は検出されていないが、「住民の理解を深めるための材料にしたい」との富山県側の意向から、今回測定が行われた。
今回採取されたサンプルは、精度を高めるため、富山・岩手両県それぞれの研究施設にある専用の機械で放射性濃度が測定され、今月下旬をメドに結果が公表されることになっている。