秋田市で震災がれきの燃焼試験始まる
秋田市のごみ処理施設で、東日本大震災で発生した岩手県からのがれきの燃焼試験が始まった。
秋田市は、19日から22日までの4日間の日程で、岩手・野田村からの震災がれき276トンの燃焼試験を行っている。秋田市河辺の総合環境センターでは19日午前0時から、がれきを一般のごみと混ぜて高温で溶かす作業が始まった。
期間中、秋田県や秋田市は、敷地内や周辺の空間放射線量の他、処理で発生するスラグやメタル、灰などの放射性セシウムの濃度を検査する。秋田市は、事前調査の数値と比較し、安全性に問題がなければ、8月にも本格的な受け入れを始めることにしている。
19日午後には、公募で集まった市民に対し、燃焼試験の様子が公開される予定。