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社会
2012年5月25日 21:15

化学メーカー、契約書に原因物質の表記せず

化学メーカー、契約書に原因物質の表記せず
(c)NNN

 利根川水系の浄水場で基準を上回る化学物質・ホルムアルデヒドが検出された問題で、埼玉県内の化学メーカーから委託を受けた群馬県内の産業廃棄物処理業者が、原因となった化学物質を川に流出させたとみられることがわかった。化学メーカー側は日本テレビの取材に対し、産廃業者との契約書に原因となった化学物質の表記をしていなかったことを認めた。

 埼玉県によると、ホルムアルデヒドの原因となった化学物質・ヘキサメチレンテトラミンは、埼玉・本庄市の化学メーカー「DOWAハイテック」から廃液の処理を委託された群馬県内の産廃業者が、十分に処理していない状態で川に流したとみられることがわかった。

 産廃業者側は「分析表は頂きましたけど、その分析表には(物質名は)書いていなかった」と話し、ヘキサメチレンテトラミンが含まれているとは知らされなかったとしている。一方、DOWAハイテック側は日本テレビの取材に対し、産廃業者とは今回が初めての取引だったとした上で、契約書に「ヘキサメチレンテトラミン」の表記をしていなかったことを認めた。

 埼玉県によると、DOWAハイテックは03年にも、川に流したヘキサメチレンテトラミンでホルムアルデヒドが検出される問題を起こしていたという。