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菅前首相、原発視察「一定の成果があった」

2012年5月29日 0:56
菅前首相、原発視察「一定の成果があった」

 菅直人前首相は28日、福島第一原発事故を検証する国会の事故調査委員会に参考人として出席し、事故直後の現場への介入により混乱させたとの批判に対し、一定の成果があったと弁明した。

 東日本大震災による津波が福島第一原発を襲った翌日、自ら現地へ視察に訪れたことについて、「(福島第一原発の)責任者と話すことによって状況が把握できるのではと考えて、地震・津波の視察とあわせて、視察に行くことを決めた」と述べた。

 この視察について、当時官房長官を務めていた枝野経産相は27日の事故調査委員会で、「『首相が(現地へ)行ったら邪魔になったのでは』『感情的な政治的批判は免れない』といった観点から、おすすめできないという趣旨のことを進言した」と話している。しかし、菅前首相は「(現場担当者の)顔と名前が一致したということは、極めて大きなことだった」と述べ、視察は一定の成果があったと強調した。

 一方、原子炉への海水注入中断をめぐり、首相官邸と「東京電力」本店の見解が食い違っていることについては、東京電力側が吉田昌郎所長(当時)に指示したもので、自身の意向ではないと弁明した。

 また、国民への情報発信については、「事実としてわかっていることは隠さない。しかし、事実としてわからないことまでどう表現するか、官房長官として判断して、私はそれで良かったと思う」と述べ、弁明を繰り返した。