トキの幼鳥、前日に続き飛び回る 新潟

新潟・佐渡市で30日に初めて飛ぶ姿が確認されたトキの幼鳥は、31日朝も、巣のある林の周囲を飛び回り、枝に止まるなど元気な様子を見せている。
トキの幼鳥は31日午前5時半頃、親鳥と一緒に飛ぶ姿が確認された。環境省によると、飛び方がしっかりしてきたことから、30日に初めて飛ぶ姿が確認された幼鳥とみられる。幼鳥はその数分後、林の枝に舞い降りる姿が初めて撮影された。幼鳥の体の色は部分的に灰色がかっているが、これはヒナのときの羽毛が残っているためだという。
巣がある林の中には他に2羽、巣立った幼鳥がいるとみられている。環境省は、間もなく残りの2羽も林から飛び立つとみて、慎重に観察を続けている。