海保が2年ぶりに観閲式 巡視船25隻参加

東京湾の羽田沖で2日、東日本大震災への対応のため中止された海上保安庁の観閲式が2年ぶりに行われた。
56回目の開催となる今年の観閲式は、震災時の救助活動などで活躍した海上保安庁の巡視船25隻と航空機12機などが参加して行われた。訓練では、ヘリコプターに乗った特殊救難隊の隊員が、船から投げ出された漂流者の元へ正確に降下し、人命救助を行うなど、日頃の訓練の成果である鮮やかな動きを見せた。
この他にも、逃走する密輸船を巡視船が追跡し、銃撃戦の末に取り押さえるなど、見学者約3800人が見守る中、緊迫した訓練が披露され、盛んな拍手を浴びていた。