知識偏重転換へ 文科省が大学改革プラン

文科省は5日、大学入試に英語のTOEFLを活用することや、国立大学の再編などを盛り込んだ「大学改革実行プラン」を発表した。
このプランは、グローバル化社会の中で大学が存在感を発揮し、国際的に活躍できる人材を育成するなどの目的で打ち出されたもの。入試については、従来の知識偏重型の試験から、能力や適性などを総合的に評価できる試験への転換を目指すとしていて、英語の試験としてTOEFLやTOEICを活用することなども盛り込まれている。
また、国立大学法人が複数の大学を運営できるようにする大学の再編や、地域の再生に貢献できる大学づくりを推進していくとしている。
文科省は、今年度中により詳細な基本方針を策定し、来年度以降、本格的な改革に着手する方針。