“計画的避難区域”飯舘村を3区域に再編へ

政府は、福島第一原発事故に伴って「計画的避難区域」に指定していた福島・飯舘村を、来月17日付で新たに3つの区域に再編することを決め、村に通知した。
政府が決定した来月17日からの飯舘村の避難区域では、村民の8割が住む地域は「居住制限区域」に、1割が住む地域は「避難指示解除準備区域」になる。また、「帰還困難区域」となる長泥地区の境には、出入りを制限するバリケードが設置される予定。
飯舘村・菅野典雄村長は「区域の見直しを最大限活用し、村の復旧・復興を一つひとつ、国と県と向き合ってやっていく」と話した。
飯舘村は、約6300人が避難生活を送っていて、1か月後に迫る新たな避難区域の説明を住民に行う予定。