社会
2012年6月18日 23:42
汚染灰問題 千葉県、一時保管場所を設置へ

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千葉・柏市などで放射性物質を含むゴミの焼却灰が大量に発生している問題で、千葉・森田県知事は18日、我孫子市内に一時保管場所を設置することを決めた。ただ、地元からは反発も起きそうだ。
この問題は、柏市などのゴミや汚泥などの焼却灰から埋め立ててよい基準の一キロ当たり8000ベクレルを超える放射性物質が検出され、焼却灰の保管場所の確保が難しくなっているもの。
森田知事は「苦渋の決断ではあるが、今回の決断をした。窮状を察し、ご協力ご理解を賜りたい」と述べ、我孫子市にある「手賀沼下水処理場」を一時的な保管場所とすることを決めた。処理場に放射線の遮へい性が高い鉄筋コンクリート製の倉庫を建設し、最大で2500トンを保管するとしている。
ただ、地元の我孫子市の住民らは設置に強く反対していて、今回の決定への反発も予想される。