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宮城・石巻市の廃畳、東京へ搬出始まる

2012年6月21日 21:54
宮城・石巻市の廃畳、東京へ搬出始まる

 宮城・石巻市のがれきの仮置き場で21日、東日本大震災の津波で浸水して使えなくなった「廃畳」の運び出しが始まった。廃畳は暑くなると自然発火するおそれがあるためで、運搬先の東京都内で焼却処理される。

 石巻市内7か所の仮置き場には、被災した家屋などから出た廃畳7250トンが保管されている。ぬれた畳は腐りやすく、発酵して自然発火するおそれがあることから、市と県は夏を前に、受け入れ先の都内で焼却処理することにした。焼却処理は去年11月に結ばれた災害廃棄物処理の協定に基づくもので、運び出しを前に、周辺の空間放射線量が測定され、都の受け入れ基準以下の数値であることが確認された。

 廃畳の運び出しは一日あたり約15トンで、9月中旬まで続く。