関電の火力発電所、クラゲ発生で出力を制限

「関西電力」は22日、管内にある2つの火力発電所で、周辺の海にクラゲが大量に発生したため、出力を抑えて運転していると発表した。
関西電力によると、大阪市の南港火力発電所と兵庫・姫路市の姫路第二火力発電所の周辺の海で、クラゲが大量に発生しているという。火力発電所では、タービンの蒸気を冷却するために海水を使っているが、クラゲの大量発生で海水が取り込めず、南港発電所では2号機で40万キロワット、姫路第二発電所では4号機で10万キロワット出力を抑えているという。
関西電力は、現時点で需給への影響はなく、クラゲが減少し次第、出力を上げるとしている。