×

日テレNEWS NNN|日本テレビ系NNN30局のニュースサイト

熊本県で記録的豪雨 3人死亡、11人不明

2012年7月12日 11:58
熊本県で記録的豪雨 3人死亡、11人不明

 活発な梅雨前線の影響で、熊本県で記録的な豪雨となり、気象庁は「これまでに経験のない大雨」として、最大級の警戒を呼びかけている。熊本県では、土砂崩れにより、12日午前11時半現在、3人の死亡が確認され、少なくとも11人が行方不明となっている。

 阿蘇市では、降り始めからの雨量が500ミリを超えている。これは阿蘇市の7月の1か月分に迫る雨量で、記録的な大雨となった。阿蘇市乙姫では、12日午前0時~11時までの雨量が492.5ミリに達し、観測史上最大の雨となった。

 この雨の影響で、阿蘇市一の宮町坂梨から古城地区にかけての12か所で土砂崩れが発生し、住民が生き埋め状態になっているとみられる。警察によると、高齢の女性3人の死亡が確認された。また、少なくとも11人が行方不明となっていて、現在、警察と消防が救助活動にあたっている。

 また、熊本市では、中心部を流れる白川が危険水域に達し、流域の2万6387世帯以上に避難指示が出ている。

 土砂災害や河川の氾濫などに警戒が必要で、特に熊本県では最大級の警戒が必要。