中国漁業監視船、尖閣諸島の領海に再び侵入

12日午後、中国の漁業監視船が再び沖縄・尖閣諸島周辺の日本領海に侵入した。11日から計4隻が日本の領海や接続水域への侵入を繰り返しており、海上保安庁は警戒を強めている。
海上保安庁によると、12日午後6時過ぎ、中国の漁業監視船「漁政35001」が尖閣諸島沖の領海に侵入した。「漁政35001」は11日に領海に侵入した3隻のうちの一隻で、領海を一度出た後は、接続水域で出入りを繰り返していたという。
また、12日午前には、3隻とは別の監視船「漁政33001」が、沖縄・久場島の沖合で接続水域内を航行しているのが確認された。「中国の海域でパトロール中だ」と主張し、接続水域内での航海を続けているという。
日本政府は外交ルートを通じ、「漁政33001」が領海内に侵入しないよう申し入れを行っている。