津波で倒壊の防波堤、復旧工事着工 岩手
東日本大震災の津波で倒壊した大船渡港湾口防波堤の復旧工事の着工式が14日、岩手・大船渡市で行われた。
14日の着工式には約60人が出席し、大船渡市・戸田市長が「本格的復興の始まりです。市民生活の安全を確保するため、一日も早い工事の進捗(しんちょく)を期待します」と挨拶した。
大船渡港湾口防波堤の復旧工事は約200億円をかけて行われ、大船渡湾の入り口に、震災前の倍以上の高さ10.4メートルの2つの防波堤が建設される。
地元の漁業者から要望があった湾内の水質保全に配慮し、防波堤の両端を20メートルずつ開放するなどし、15年度の完成を目指している。