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文化庁、富岡製糸場などを世界遺産に推薦へ

2012年7月24日 18:41
文化庁、富岡製糸場などを世界遺産に推薦へ

 文化庁は24日、群馬・富岡市の富岡製糸場など群馬県の4つの施設「富岡製糸場と絹産業遺産群」をユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の世界文化遺産に推薦することを決めた。近く、関係省庁との会議を経て、国として正式に推薦を決定した後、2014年の世界文化遺産の登録を目指す。

 富岡製糸場は、1872年に明治政府が設立した日本初の官営の器械製糸場。日本で開発された養蚕の技術などが生糸の大量生産を実現し、1909年には世界一の生糸輸出国となり、世界の絹文化に貢献した点が評価された。当時、最新鋭の設備を誇り、日本の生糸産業を築いた富岡製糸場は、小学6年の教科書などにも載っている。現在も建物はほぼ創業当初の状態で保存されていて、中を見学することもできる。

 「富岡製糸場と絹産業遺産群」には、富岡製糸場の他、伊勢崎市の田島弥平旧宅、藤岡市の高山社跡、下仁田町の荒船風穴が含まれている。