長崎で67回目の「原爆の日」

長崎は9日、67回目の「原爆の日」を迎えた。平和祈念式典で、長崎市・田上富久市長は「長崎を核兵器で攻撃された最後の都市にするためには、核兵器による攻撃はもちろん、開発から配備にいたるまで全てを明確に禁止しなければなりません」と訴えた。
式典には被爆者や野田佳彦首相の他、6つの核保有国を含む42か国の代表が参列した。この1年に死亡が確認された被爆者は3305人に上り、犠牲者は15万8754人となった。
田上市長は平和宣言で、福島第一原発事故にも触れ、政府にエネルギー政策の今後の在り方を示すよう求めた。