集団食中毒、白菜の浅漬けが原因~札幌市

札幌市内の高齢者施設の入所者2人が腸管出血性大腸菌「O-157」で死亡した集団食中毒で、札幌市は14日、原因を白菜の浅漬けと断定し、製造業者を営業禁止処分にした。
札幌市によると、問題の食品は、札幌市西区にある「岩井食品」が7月29日と30日に製造した白菜の浅漬けで、高齢者施設の他、食品スーパーやホテルなど48か所に納入していた。
O-157の集団食中毒をめぐっては、高齢者施設の入所者2人が死亡した他、100人余りが下痢などの症状を訴えている。
札幌市は、原材料の白菜やニンジン、キュウリが感染源の可能性もあるとみて、引き続き調べるとともに、同じくO-157に感染して死亡した札幌市の4歳の女児との関連を調べている。