事件現場に医師派遣、警視庁と病院が協定

人質を取った立てこもり事件などの現場に医師をあらかじめ派遣し、ケガ人の応急処置をできるようにする協定が28日、警視庁と日本医科大学付属病院との間で結ばれた。
協定は、バスや船などの乗っ取り事件や凶器を使った立てこもり事件などで、警察官が犯人の身柄を確保しようとする時などにケガ人が出る可能性があることから、警視庁が日本医科大学付属病院に対し、あらかじめ現場に医師らの派遣を要請するもの。
要請を受けた病院は、医師1人と看護師2人で作るチーム「警視庁IMAT」を現場に出動させ、応急処置をすることが取り決められている。
事件現場に、事前に医師などを派遣する協定が警察と病院の間で結ばれるのは全国で初めてで、来月から運用が始まる。