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東京都の尖閣諸島調査船、石垣港を出発

2012年9月2日 1:44
東京都の尖閣諸島調査船、石垣港を出発

 東京都の沖縄・尖閣諸島調査船が1日午後10時、調査団25人を乗せ、沖縄・石垣港を出発した。2日早朝、尖閣諸島の周辺海域に到着し、9時間余りかけて船上から調査を行う。

 調査船には、都の職員の他、生態学の専門家や不動産鑑定士ら25人の調査団が乗っている。出港にあたり、都の尖閣諸島に関する専門委員・山田吉彦氏が「国民の方々にできるだけわかりやすく、都民の方々にもできるだけわかりやすくお伝えするように、つぶさに見ていて、この島の特徴、そして、なぜこの島が重要なのかということを、ご理解していただけるように、伝えられるように見てきたい」などと調査の狙いを話した。

 調査は、国が上陸許可を出さなかったため船上からとなり、尖閣諸島の魚釣島、南小島、北小島の3島について行われる。都は、できる限り島に接近し、島の平らな土地の割合や海岸線の状況、動植物の様子などについて調べたいとしている。

 調査船は約7時間かけて尖閣諸島の周辺海域に到着し、2日の日中に調査を行い、2日深夜に石垣港に戻る予定。