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拉致被害者家族「間髪入れずに次の協議を」

2012年9月2日 2:06
拉致被害者家族「間髪入れずに次の協議を」

 北朝鮮による拉致被害者の家族が1日午後、東京都内で、約4年ぶりに北朝鮮との政府間協議を行った外務省の担当者らと懇談し、「間髪入れずに次の協議を行ってほしい」と要望した。

 拉致被害者の家族会に対し、外務省・杉山アジア大洋州局長は、北朝鮮との間で合意した、より高いレベルでの政府間協議について、なるべく早い時期に行う方針だと説明した。

 その後、杉山アジア大洋州局長は記者団に対し、「双方に9月17日というのが日朝平壌宣言の10周年だという意識は何度もやりとりをしたと、そういう時間的な流れが念頭にあるということは、ご家族の皆様方には説明しました」と話した。

 一方、拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表は「間を置くとどんどんその雰囲気が薄れてきて、たち消えてしまうというのが、我々が非常に恐れていること」と述べた。

 拉致被害者家族会の横田滋さん・早紀江さん夫妻らは外務省に対し、「間髪入れずに協議を続けてほしい」と要望したという。