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法務省、悪質運転の罰則強化を法制審に諮問

2012年9月7日 21:02
法務省、悪質運転の罰則強化を法制審に諮問

 法務省は7日、悪質な運転の罰則を強化するための新たな法整備について、法制審議会に諮問した。

 悪質な運転に対しては、現在、最高刑が懲役20年の危険運転致死傷罪が設けられているが、適用条件が厳しく、遺族らから適用範囲の拡大を求める声が上がっている。こうしたことから、法務省は、現在の危険運転致死傷罪の適用範囲拡大に加え、自動車運転過失致死傷罪の量刑の引き上げや、これら2つの罪の中間的な位置づけとなる「準危険運転致死傷罪」のような新たな罪の創設について、法制審議会で検討することを求めた。

 この他、7日の法制審議会には、少年法の改正案も諮問された。法務省は、18歳未満の少年に対する有期刑の上限を現在の15年から20年に引き上げるなどの案をまとめており、法制審議会で議論が行われる。