信玄ののろしを再現 リレーで絆も深まる!

長野・伊那谷の12市町村で8日、戦国時代に武田信玄が通信手段として使っていた「のろし」を再現するイベントが行われた。
かつて出城があった飯田市の城山に8日朝、市民ら15人が集まり、ワラと杉の葉などに火をつけ、のろしを上げた。このイベントは、戦国時代ののろしを再現するとともに、地域間のつながりを深めようと、08年から行われている。8日は、信州の最南端・根羽村から伊那市までの約70キロの間にある12市町村22か所で次々とのろしが上げられた。
伊那谷にはかつて、信玄が戦いの開始などを知らせる通信手段として使ったのろしルートが存在していた。当時は、約150キロの距離を約2時間でつないでいたという。