岩手県内で今年初…コメの品質検査行われる

今年とれたコメの品質検査が14日、岩手県内のトップを切って、紫波町で行われた。
検査を行ったのは紫波町の「JAいわて中央」で、14日は初めに式典を行って検査の開始を祝った。
JAいわて中央管内の紫波町と矢巾町でとれたコメからは、13日までの放射性物質検査ではセシウムが検出されず、出荷が可能になった。14日は、農家から持ち込まれた紫波町産の「ヒメノモチ」80トン分が検査され、検査員は色艶や形を確認した後、機械でコメに含まれている水分の量を調べた。検査が終わったコメ袋には1等級を表すスタンプが次々と押されていた。
JAいわて中央・久慈宗悦専務は「今年の夏は暑すぎて、出来を心配したが、今日のコメの質はまずまずで安心した」と述べた。
14日に持ち込まれたヒメノモチは、検査の結果、全て最上位の品質の1等級米となった。