台風16号が沖縄接近 最大級の警戒を

大型で非常に強い台風16号が沖縄に接近している。16日朝にかけて最大瞬間風速70メートルの猛烈な風が吹くおそれがあり、最大級の警戒が必要となっている。
沖縄本島地方は15日夜から台風の暴風域に入り、各地で激しい雨と風に見舞われている。沖縄県などによると、自宅の倒壊や浸水に備えて県内各所で約360人が公民館などに自主避難した他、一部に停電した地域も出ているという。
沖縄本島内のバスとモノレールは15日夜から全面運休となり、16日も始発からストップする見込み。本島と離島を結ぶ船便が15日朝から全て欠航している他、那覇空港を発着する空の便も16日夕方までほぼ全便が欠航する見通し。
16日朝にかけて最大瞬間風速70メートルの猛烈な風が吹くおそれがあり、大潮の満潮時とも重なっているため、沖縄気象台は記録的な暴風と高潮による浸水被害への警戒を呼びかけている。