原子力安全委員会、34年の歴史に幕
原発の安全審査などを担ってきた国の原子力安全委員会が18日付で廃止され、34年の歴史に幕を閉じる。
原子力安全委員会・班目春樹委員長は「私自身、規制を改革して事故を防ぐべく取り組みを開始しようとしたが、結果的に間に合わなかったことは大変残念。(今後は)厳しいだけでなく、実効性のある安全規制を目指していただきたい」と述べた。また、「原子力の規制は形骸化していた」と述べ、今後は、原発にはリスクがあることを前提に安全規制を議論すべきと強調した。
原発の安全指針などは、19日に発足する原子力規制委員会に引き継がれる。