千葉県、焼却灰一時保管で説明会 住民反発

千葉県が放射性物質を含むゴミの焼却灰について県の下水処理場敷地内での一時保管を決めたことを受け、県は18日に地元住民への説明会を行ったが、白紙撤回を求める要望が相次いで出された。
千葉・柏市などでは放射性物質を含むゴミの焼却灰がたまり続けていて、県は、そのうちの一部について、我孫子市と印西市にまたがる手賀沼下水処理場に一時保管する倉庫の設置を決めている。
県は18日、地元の我孫子市の住民代表らを対象に説明会を行った。住民側からは、計画の白紙撤回を求める反対意見が何度も相次ぎ、災害などに対する安全性への不安や、「候補地の選定経緯が不透明だ」という不満の声が出た。
県は、「一定の説明責任を果たした」とした上で、「10月末の運用開始に向けて作業を進めたい」と話している。