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社会
2012年9月19日 18:53

原子力規制委員長「厳しさあるが、期待も」

原子力規制委員長「厳しさあるが、期待も」
(c)NNN

 新たな原子力の安全規制を担う原子力規制委員会が19日、発足した。田中俊一委員長は発足式で、実務を担当する原子力規制庁の職員約460人を前に訓示し、「原子力への信頼が完全に失墜している中での発足で、並々ならぬ厳しさがあるが、大きな期待もある」と職員を鼓舞した。

 また、発足式の前に行われた初会合の冒頭で、田中委員長は「平穏な中での発足でなく、大変厳しい状況の中での発足である。福島のような事故を起こしてはいけないということを肝に銘じている」と述べ、原子力の安全規制を担う覚悟を表明した。

 原子力規制委員会は当初、今年4月の発足を目指していたが、法案の審議が遅れ、委員長人事に与野党から異論が出たことから、国会の同意を得ずに首相が任命する異例の手続きで、福島第一原発事故から1年半後にようやく発足した。

 原子力規制委員会は今後、原発の安全基準の策定や再稼働の安全性の判断などを行う予定だが、発足の遅れなどから山積する課題への取り組みは難航が予想される。