台風17号、東北地方を縦断の見込み
先月30日に愛知県東部に上陸した台風17号は、暴風域を伴ったまま東北南部を進んでいて、1日明け方にかけて東北地方を縦断する見込み。
これまでの最大瞬間風速は、東京・八王子で38.1メートルを記録した他、宮城・石巻で25.6メートル、宮城・登米市米山で26.1メートルとなっている。
東北では先月30日夜から雨脚が強まり、岩手・一関市祭畤では1時間に76.0ミリ、宮城・栗原市駒ノ湯では62.0ミリの非常に激しい雨が降った。台風17号は今後、暴風域を伴ったまま北東に進んで1日朝には三陸沖へ抜け、昼頃には北海道の東の海上に達する見込み。
1日に予想される最大瞬間風速は、東海と関東甲信で45メートル、東北で40メートル、北海道で35メートルとなっていて、猛烈な風の吹く所がある見込み。また、2日午前0時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、東北、北陸で150ミリ、北海道で120ミリとなっている。
台風の接近と満潮の時刻が重なる東北では、潮位が高くなる見込みで、暴風や高波、高潮、大雨に厳重な警戒が必要となっている。