社会
2012年10月4日 21:30
宮城・気仙沼の大型製氷工場で試運転開始

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宮城・気仙沼市朝日町に完成した大型製氷工場で4日、本格稼働を前に、試運転が始まった。工場の稼働により、製氷については東日本大震災前の約9割まで回復する見込み。
この6階建ての製氷工場は、気仙沼漁協が新たに建設した。一日に110トンの氷を作り、3700トンの氷をためておくことができ、東北最大規模の工場となる。
魚の鮮度を保つのに欠かせない氷を作る工場は、震災の津波で全て被災したが、その後復旧が進み、この工場の稼働で製氷能力は震災前の約9割まで回復することになる。
今月中旬には本格的に稼働する予定で、最盛期を迎えているカツオなどの出荷や、漁船への氷の供給に貢献するという。