両陛下 明治天皇が山梨に贈られた森林視察
天皇・皇后両陛下は6日、山梨・甲府市を訪れ、明治天皇が山梨県に贈られた森林を視察された。
両陛下は6日午前、復元されて新しくなった東京駅丸の内駅舎の貴賓玄関に到着された。特別列車「なごみ」に乗車された両陛下は、居合せた人たちに笑顔で手を振って応えられた。
6日午後には甲府市を訪れ、明治天皇から県に贈られた森林を、展望台広場から視察された。陛下は「このコナラの木は大きいですね」「紅葉の時期はきれいでしょうね」などと話されていた。
明治天皇から贈られた一帯の森林は、山梨県の面積の3分の1を占める約16万ヘクタールの広さがある。
両陛下は去年視察される予定だったが、天皇陛下が気管支肺炎で入院されたため、延期になっていた。